最近では痩せていることが美しいとされる風潮になっていて
過度なダイエットを行う人も少なくありません。
しかし、痩せすぎると生理周期が不安定になったり、
最終的には止まってしまう恐れもあります。
実際にそのようなトラブルを抱える女性が増えており、
ホルモンバランスの崩れも深刻になっています。
実際にどの程度体重が減ると危険なのかというと、
1カ月に体重の5%以上を減量すると生理が止まりやすいといわれています。
90日間生理が来ないと無月経の状態になってしまい、
排卵が起こっていません。
90日以上という長期にわたって生理が来ない時には
卵巣機能が完全に停止して休眠状態になるために起こることであり、
赤ちゃんが欲しいと思っても排卵が起きていないので妊娠することができなくなります。
ダイエットをしていて生理不順に陥った場合、
放置してしまうと不妊の要因にもなりますので気をつけなければなりません。
適切な治療を受ければ元に戻せる可能性もありますが、
治療には非常に時間がかかります。
ダイエットをしていなくても胃下垂で太れないという人もいますが、
その場合でも適正体重よりもかなり下回っている時には同じような
リスクがあるといえます。
体質だから仕方がないなどとは思わずに、
適正体重になるように食事面や生活習慣に気をつけて対策を行わなければなりません。
ダイエットを始める時には、自分にとって
本当にダイエットが必要かをもう一度考えてみましょう。
実は既に適正体重なのに減らそうとしている人も大勢います。
スタイルを良くしたいのなら、体重を減らすような対策ではなくて
運動を行って筋力をアップするのがオススメです。
太り過ぎの人も女性ホルモンの乱れが引き起こされやすくなりますので
注意が必要ですが、ホルモンバランスを整えるには
適度な脂肪も必要ですので痩せすぎも良くありません。
実際に痩せる必要があるかを知りたい時には、BMIを計算して調べてみる必要があります。